
「夜中に何度もトイレに起きる」「尿の勢いが弱くなった」「残尿感がある」——
このような症状にお悩みではありませんか?それは「前立腺肥大症(BPH)」のサインかもしれません。
年齢とともに多くの男性が直面するこの病気ですが、近年、治療の選択肢は大きく広がっています。「薬を飲んでいるがあまり効果を感じない」「でも、切る手術には抵抗がある」という方に、いま注目されているのが「カテーテル治療(血管内治療)」です。
この記事では、前立腺肥大症の基本的な治療法から、体への負担が少ない最新のカテーテル治療のメリットまで、私たちが詳しく解説します。

1. 前立腺肥大症の一般的な治療法とは?
前立腺肥大症の治療は、症状の程度に応じていくつかの段階があります。まずは従来から行われている主な治療法についておさらいしておきましょう。
▪︎ 薬物療法(お薬による治療)
軽度から中等度の症状に対して、最初に選択されることが多いのが薬物療法です。尿道の緊張を緩めて尿を出やすくする薬や、前立腺そのものを小さくする薬などを服用します。
- メリット: 手軽に始められ、体への負担が少ない。
- デメリット: 根本的な完治ではなく、継続的な服用が必要。効果が不十分な場合や、副作用(めまい、立ちくらみなど)が出ることもある。
▪︎ 外科的手術(切除術など)
薬物療法で効果が見られない場合や、症状が重度の場合に検討されます。代表的なものに、尿道から内視鏡を入れて肥大した前立腺を削り取る「経尿道的前立腺切除術(TURP)」などがあります。
- メリット: 物理的に肥大部分を取り除くため、確実な症状の改善が期待できる。
- デメリット: 入院が必要(通常1週間程度)。全身麻酔や下半身麻酔が必要で、術後の痛みや出血、尿失禁、逆行性射精などの合併症リスクがある。
「確実に治したいけれど、手術に伴う痛みや長期間の入院、そして合併症のリスクが怖い」
そう感じて治療を踏みとどまってしまう患者様は少なくありません。

2. 切らずに治す「カテーテル治療(PAE)」
そこで近年、新たな選択肢として確立されてきたのが「前立腺動脈塞栓術(PAE:Prostatic Artery Embolization)」と呼ばれるカテーテル治療です。
<カテーテル治療の仕組み>
カテーテル治療(PAE)は、前立腺を「直接削る」のではなく、「前立腺を養っている血管(動脈)の血流を止める」というアプローチをとります。
- 手首や足の付け根の極めて細い血管から、直径2mm程度の細い管(カテーテル)を挿入します。
- X線透視画像を見ながら、前立腺へ向かう動脈にカテーテルを進めます。
- 小さな粒子(塞栓物質)を注入し、前立腺への血流を遮断します。
- 栄養がいかなくなった前立腺は、徐々に数週間から数ヶ月かけて自然に縮小し、尿道の圧迫が取れて症状が改善します。
3. カテーテル治療「3つのメリット」
従来の手術(TURPなど)と比較すると、カテーテル治療には以下の点で大きなメリットがあります。
メリット①:体への負担が最小限
メスで切ったり、尿道から太い内視鏡を入れたりしないため、痛みが非常に少ないのが最大の特徴です。局所麻酔で行うことができ、全身麻酔の必要がないため、ご高齢の方や持病がある方でも安全に受けやすい治療です。
メリット②:入院期間が短く、早期社会復帰が可能
従来の手術では約1週間程度の入院が必要ですが、カテーテル治療は日帰り、あるいは1泊2日程度の非常に短い入院で済みます。仕事や日常生活への早期復帰を望むお忙しい方にとって、大きなメリットと言えます。
メリット③:合併症のリスクが低い
前立腺を直接傷つけないため、従来の手術で懸念される「術後の尿失禁(尿漏れ)」や「勃起障害・逆行性射精などの性機能障害」といった合併症が起こるリスクが極めて低い治療法です。男性としての尊厳やQOL(生活の質)を保ちながら治療を行うことができます。
- 「薬を飲み続けたくない」
- 「手術を勧められたが、痛みや後遺症が不安」
- 「仕事を休めないので、とにかく早く元の生活に戻りたい」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。最新のテクノロジーを駆使し、安全かつ有効なカテーテル治療をご提案いたします。
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